守り人シリーズについて(後)

このシリーズはどの巻も面白く、ワクワクしながら読み進めていけます。

好きな場面を挙げるときりがないので、特に印象に残ったシーンのみお伝えしますね。

 

クライマックスに差し掛かる頃、戦争のシーンがあります。

一市民が・・ここでは農民の少年とか、訓練も何もされていない普通の人々が、戦争にかりだされ、戦うことを強いられます。

いざ敵を前にし、戦わなければならなくなった時の恐怖心、このまま死ぬかもしれない時に一番大切な人の顔が浮かぶ・・その他さまざまな心情が生々しく、このシーンは読んだ時衝撃的でした。

だって、そういう人々がきっと今も世界のどこかにいるだろうし、過去にもたくさんいただろうから...

日本でも、そうやって戦争にかりだされた方達がたくさんいたことを学校で教わってはきましたが、この場面を読んで、自分が実際に戦場に立たされたような、そんな体験を一瞬したように感じました。

あまりの緊張感に、別の意味で心拍が上がったシーンです。

 

あとは、登場人物たちに情深い人が多いので、ジーンとしてウルっとすることも多々あって、感情移入しやすいこともこの物語に入り込みやすい要因ではないでしょうか。

 

最後に。

色々あったけれど、バルサとタンダが幸せでありますように!!

壮大な物語です。まだの方は是非!お読みくださいませ。。。